稲庭城下うどん
稲庭城下うどんとは?
〜 稲川地域の豊かな環境から生まれる極上の手延べうどん 〜
時は鎌倉時代にさかのぼります。
出羽国、稲庭城下の地に守護が置かれました。
その後、佐竹のお屋形様の庇護を受けて育った稲庭うどんはその歴史と伝統に守られながら職人たちの手によって現代まで大切に受け継がれてきました。
“捏ねる・手綯う・延ばす” という工法と技術は数百年たった今でも変わらず、その食感は伝承独特の味を醸し出しています。職人が精魂込め大切に造りあげ、グルメ通をも唸らせる当店の “稲庭城下うどん” をぜひ一度ご賞味ください。

稲庭城下うどんができるまで
練り
小麦粉と塩水が十分に混ざるように練り上げ、生地を丸めていきます。
丸めた生地を平らにつぶし、その後熟成させます。

手ない
熟成が終わったら、2本の棒に “8の字” を描くように綾がけをしていきます。
稲庭城下うどんにとって、この工程が一番重要な部分であり、実際に茹でたあとの食感やのどごしに影響します。
まさに職人の腕の見せ所です。

つぶし・手延べ
手のべされた生地を、棒を転がしながらつぶし、平らに仕上げます。
その後、竿にかけて少しずつ延ばしていきます。倍以上に延ばし、翌日本乾燥させます。

裁断・選別
規程された各寸法に切断していきます。
太いものや曲がったものは規格外にします。
手延べうどんでありながら、裁断後、選別するのは稲庭の特徴です。

おいしいお召し上がり方
※熱湯のお取り扱いには十分ご注意ください。
※麺の茹で時間、スープの濃さは、お好みで調整してください。
※下記説明は1人前の作り方です。

小1人前80g程度に対し、1リットル以上の沸騰したお湯にさばくようにいれ、時々かき回ししながら茹でます。煮こぼれる際は、弱火に調整します。ほぼ半透明になったら茹で上がりですが、お好みのかたさに仕上げてください。
茹で上がりましたら素早くザルに上げ、冷水でもみ洗いしますと締まってコシがでます。

温麺で召し上がる場合は若干早めに上げ、冷水でもみ洗い後、湯通しをして熱いつゆをかけてお召し上がりください。
(※茹で過ぎは味が落ちますので、ご注意ください)

お好みでつけ麺、温麺でお召し上がりください。
やくみや野菜等を加えてもおいしくいただけます。
(とろろ昆布、納豆、オクラなどもおすすめです)